量子物理学と奇跡的治癒

 仕事の忙しさと引越しが重なったせいか、疲れがたまってついに風邪を引いてしまいました。 
 それで今日は一日仕事を休みました。

 天気がよかったので、2階の南向きの海が見える部屋に布団を敷いてお日様の光を浴びながら一日中うとうとしていると、身体が植物にでもなったようにお日様の光を嬉しがって「気持ちいい」「気持ちいい」と言っているようでした。

 気がつけば、ずいぶんと身体が楽になり風邪もどこかへ行ってしまったようでした。

 さて今日は、前回の続きの物理学のお話から始めたいと思います。

………………………………………………………………………………

私達が生きているリアリティは連続していない。

すべて不連続。

あらゆるものは原子でできている。

原子核の周りを電子が回っている状態(太陽系に似ている)を絵で書くと、静止している。

思考で捉えた概念は静止している。

しかし、リアリティは、あらゆる原子は1秒間に10の15乗回(1000兆回)振動している。

原子核は1秒間に10の22乗回振動している。

それに比べて我々の脳および五感は1秒間に10の3乗回振動しているだけだから、当然脳や五感は原子や原子核のスピードについていけない。

私達は肉体を通しているので、原子の振動10の15乗回を10の3乗回に落として感じている。

本当のリアリティは想像を絶している。

あらゆるものは振動をしている。

収縮拡張している。

私達は振動を使ってあらゆるものを感じている。

物理学での限界は10の−33乗=プランク乗数

このプランク乗数は果てしなく0に近く、これ以上のミクロの世界では因果は崩壊し何でも起こりうる。

0なるところでは、因果が崩壊し物質が物質でなくなっている。

そこで私達は、一度消え→現れ→又消える→現れる

私達は超スピードで点滅している。

不連続になっている。

しかし、それをスピードがはるかに遅い五感で捉えると連続して感じられる。

これを現実の世界に生かすことができる。

九州大学の池見酉次郎教授がガンの奇跡的治癒22例の共通項を調べたところ、実存的転換を起こした人だけが奇跡的治癒を経験したことがわかった。

実存的転換とは、人生の意味・価値観が大きく変容してしまうこと。

つまりそれまでの人生の意味や価値観が大きく変容した人に奇跡的治癒が起こった。

奇跡的治癒は少ないけれど起こりうる。

量子物理学的に考えれば、奇跡的治癒とは消えている瞬間。

時間の枠組みの中では説明できない。

奇跡的治癒は虚の世界で起きている。(虚数とは二乗してもマイナスになる数字のこと)


ここで、ガン患者の会ASUKA代表山口さんから、亡くなられた会員の娘さんからのお話の報告

― 胸水とこぶし大のガンに苦しんでいるお母さんの看病になすすべを無くした娘さんが、ある夜「般若心経」を繰り返し読んで聞かせたところ、苦しんでいた母親がとても落ち着きその夜7〜8回トイレに行った。朝になると胸水もガンも消えていた。その後お母さんは亡くなられたそうですが、苦しむことなく安らかに亡くなられたとのこと―


再び伊東Drのお話

その方の場合はたまたま般若心経であったのであって、方法論でガンが消えたのではない。

病気には実体がないということを示している。

変化の後でそれにふさわしい因果が引き寄せられる。

病気に実体がないだけでなく、健康にも実体がない。

人はオン・オフの点滅を繰り返している。

人は局在化しているのではなく遍在化している。

オフの状態=悟り・覚醒の状態

たまたまオフの状態に意識がフォーカスした。

この状態が自動的に起こることが大事。

無理やり求めると逆説的にその境地に近づけない。

「吾唯足るを知る」

理屈ではなく因果にとらわれない「唯」の感覚を育てる。

ノージャッジメント=ジャッジに気づいてジャッジを落としていく。

私達は因果に囚われて生きている。

アカデミックな世界も、因果を超えた世界に気づいてほしい。

なるべく、余分な意識を落としてビーム光線のように意識の集約をする。

神道で「払いたまへ清めたまへ」と言うが毎日毎日払い清める。

禅では「吾唯足るを知る」「日々是好日」

自分は、このことを雲減らしと言っている。

オランダの科学者クリスチャンホーヘンスが、同じ部屋でばらばらに振動していた振り子が翌朝すべて揃って振動していたのを見て、エントレインメント(同乗作用)を発見した。

あらゆる病気は振り子のズレ(虚の世界のズレ)。

病気が治る本当の理由はそのズレが正されること。

虚の世界のズレを正すのに必要な何か(ヒーラー・薬・医者etc)を因果の世界で引き寄せる。

自分は同乗して振れる振り子を作りたい。=和サンガ

これを絵に描いた餅にしないために、仲間と共に「唯ある」感覚を養い実践する。

………………………………………………………………………………

いやあすごいです。

今このブログを書きながらも鳥肌が立っています。

大雑把に言えば、私達は実は半分は消えているのがリアリティ。

つまり私たちが現実だと思っていることの半分は幻想なんです。

お釈迦様が「色即是空 空即是色」とおっしゃったことが最先端の科学である量子物理学で証明されたんです。

病気も健康も何もかも実体がない。

あると思っているだけで実体がないのだから、オフのところへ意識をフォーカスすればガンだってなんだって消えてしまう。

ただそのためには、因果に囚われないノージャッジメントの「唯ある」感覚を育てることが大事であり、我々凡人が一人で行うと挫折してしまうので、気づきの深い人と共に仲間を作って実践していけば、同乗作用で振り子が揃って振れるように気づきの深い人と足並みを揃えることができるというわけなのです。

ところで、量子物理学の視点からの、私達は不連続な存在であるというお話は、なんと先日(11月31日「癌は誰が治すのか」の講演会)での松野哲也さんのお話と全く同じお話でした。

面識もないお二人なんですが、やはり病気についてとことん考え抜くと実体のない世界と繋がってしまうのでしょうか?

松野さんのお話もとても面白かったので、また次回報告しますね。