思考の特徴

家族で車で出かけようとしたら道路に車が何台か駐車していて一方通行のような状態になっていたので、なかなかスムーズに進まなかった。



やっとのことでそこを通り抜けたら、今通って来た方向に何台かの車が走って行った。



「あの場所を通り抜けるのは大変だろうな」という思考が湧きあがってくるとすぐ「今ここにないことを考えている」という気づきがあった。



その後すぐ夫が「今頃あの道は大変なことになっているだろうな」と言った。



この時、「自分の思考と夫の思考が分離して現れているのではなく、ただ一つの思考が現れているにすぎない」という気づきもあった。




この例のように思考は常に「今ここ」にないことを考える特徴がある。



「今ここ」にないことを積み重ねて創った世界を現実だと思い込んでいるのが思考の大きな特徴だ。



「今ここ」にない世界で右往左往しているのが私たちの特徴だ。



だから「今ここ」に戻れば右往左往する問題はなくなる。



言葉で創られていない「今ここ」は「ただある」だけの「何もない」世界。



それこそが私たちの本質でもあるふるさと。