「ゆとり」をもって…
今年になってから寒い日が続き、神戸では今日も雪が舞っています。
実は昨日、新居にお友達を招いて新年会を催しました。
13人の参加があり、持ち寄りの品を食べたり飲んだり、ワイワイとおしゃべりを楽しみました。
私もはりきって前日からおでんとカレーを準備しました。
特にカレーは、インド風の、お水の代わりにココナッツミルクを使った海老カレーに挑戦したので、あまり自信はなかったのですが、みなさんが「おいしい」と言って食べてくださったので、正直ホッとしました。
夜景を楽しんだ後二人の方が宿泊されたので、夜遅くまで話は弾みました。
いよいよ3月で定年退職なので、これからはもっともっとみんなと繋がり楽しい日々を過ごしていきたいと考えています。
さて今日のブログは、昨年12月19日に行われた、伊東Dr.の神戸講座の報告です。
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最近、周りに癌になる人や癌の話題が増えている。
今そういう話題の波が来ている。
癌に限らず病気を考える際に、色々な視点から見ることができる。
病気と健康に関して偏った視点で見るのではなく、柔軟性を持って見ることが大事。
あっちは間違っていてこっちの方が正しいというジャッジメント(同じ土俵で見ているのではない)をする必要はない。
色々な視点から見ることができるということを腑に落としておくとよい。
病気になる前に、今のうちから視点の柔軟性を獲得しておくとよい。
健康であれ病気であれ、一つのキーワードは、「ゆとり」。
「ゆとり」を持っている感覚が大事。
「ゆとり」を持って、病気や健康に対処していくことが非常に大事。
しかし、普段は「ゆとり」を持っているが、いざ自分や家族が病気になるとゆとりなんかなくなるのが現実。
だから、日頃から普通の日常生活で「ゆとり」の大事さに気づいて生活する。
「ゆとり」の達人―良寛さん。
「病む時は病めばよく候。死ぬ時は死ねばよく候。」―奥が深い言葉。
ここまではいかなくても、少しでも日頃から「ゆとり」を持つことは大事。
いかにリラックスするかが、とても大事な要点。
「ゆるむ」・「リラックス」・「ゆとり」は、副交感神経が働き血流がよくなる。
よく「健康とはバランスが大事」と言われる。
この場合のバランスという言葉には完璧・静止とイメージがつきまとっている。
こういうイメージをもっている人は、このバランスが少しでも崩れると病気だと考える。
これは果たして「ゆとり」ある状態なのか?
現実は、毎瞬毎瞬刺激が訪れそのつど変化するので、完璧に静止したバランスなどない。
福岡伸一著「動的平衡」という書物があるが、現実は揺れ動きながらバランスをとっているので、まさに動的平衡感覚。
実際には、風邪を引くとすぐに薬を飲むし、医者もすぐ薬を処方する。―この背後にあるのは、完璧で静止している健康観。
リアリティは、心も身体も揺れ動いて当たり前だと意識していると、ちょっとした風邪ぐらいで外の力である薬に助けを借りたりしない。
誰のせいでもなく、全体性の中でそのような間違いが起きている。
痛い・熱・etc − 症状
私達は現象として現れた症状の方に気を取られて右往左往する。
そうすればするほど治らなくなる。
「意識しているものが現象化する」というシンプルな法則がある。
だから症状が気になってしかたなくなると治りづらくなる。
コツは、症状から意識を離し内なる支点に意識をとどめる。
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こんな調子でまだまだ続いていくのですが、今日はこの辺で終了し続きは次回に回します。
「空間的ゆとりは、精神的ゆとりを生み出す。」というのが引っ越して得た実感です。
では、また…。