2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉も理解も越えている

ある日、横断歩道で信号待ちをしていたら、 背中にふわりと風がふいたような感じがした。 振り向こうとすると、中学生くらいの男の子が乗った自転車が猛スピードで走っていくのが見えた。 「あの自転車が後ろを駆け抜けていったんだ」と考えるやいなや、 い…

幽霊…?

私たちはみんな幽霊みたいな存在…? あるとないが同時だということは あるが半分 ないが半分 半分が消えているようなもの… 半分消えているから不安定(昔から幽霊には下半身がない) そのことを大和田菜穂さんは「起こっていて 起こっていない」と言い 井上…

降参するしかない

何もないところから星や花が生まれてくる ありとあらゆる美しいものや醜いものが生まれてくる 生まれたと同時に消えていく 同時だから時間はない いつもいつも今ここしかない ありとあらゆるものが存在する世界と何もない世界は同時 有限と無限は同時 どれだ…

もやもやに言葉を与える

最近ちょっと面白い体験をした。 私は大雑把な性格なので家事などはいつも適当にパッパッとやってしまうせいか、しょっちゅう夫に文句を言われる。 しょっちゅう言われるので慣れているはずなのだが、毎回むかついてついつい言い返してしまう。 ところが、あ…

あるがままの「私」

私たちが「私」だと思っているものは、実に不確かで不安定なものである。 だからこそ、私たちは確かな私を求めて次から次へと様々なことをして自分を確かめずにはいられない。 自分探しにどこかへ出かけずにはいられない。 そこには、「私」とは確実な存在で…

夜空に輝く星のごとく

先日久しぶりに夜空を見上げたら、たくさんの星たちが輝いていた。 しばらくじっと見上げていて、あることに気づいた。 あの星たちが輝いて見えるのは暗い空があるからだ。 夜空がなければ星は見えない(存在しない)。 星がなければ夜空の存在に気づかない…