意識こそが創造者

  
今年になってから私の楽しみが一つ増えました。

それは、1月1日から神戸新聞に連載されている小説「親鸞」(五木寛之作)を毎日読むことです。
2日は新聞休刊日だったので、今日で12日目となります。

朝は7時に家を出るので、夕方家に帰ってから読み、読んだ後切り抜いてスクラップブックに貼り付けています。

親鸞には、若い時から興味を持っていて、特に弟子である唯円親鸞の言葉をまとめた『歎異抄』の中の「善人なおもて往生を遂ぐ、いはんや悪人をや」の言葉に魅力を感じています。

表面上の意味は「善人でさえ往生を遂げるのだから悪人が往生を遂げるのは言うまでもない」ということですが、誰しもひっかかるのが、この「悪人」という言葉です。

二極の世界で善悪を考えると、親鸞の言葉に違和感を覚えるのですが、二極(善悪)を越えた世界で考えてみると、よくわかるのではないかと思うのです。

善人は、迷うことなくひたすら功徳積んで往生(真我)を求める優等生タイプの人で、悪人は、道に外れた行為をしたからこそ、己を責め悩み苦しみながらも往生を求める劣等生タイプの人だと考えてみたらどうでしょうか?

悩める者こそ幸あれと言うか、心に傷(闇)を持つその傷(闇)こそ己を救う一条の光というか、己の苦しみに向き合いとどまることによって、己が真に何を求めているか気づくことができる。

いずれにせよ、求めているのは永遠普遍の真我なのですから、それに気づくための入口が、己の犯した罪による不安や恐怖などの悩みなのではないでしょうか?

親鸞は弟子たちにわかりやすく説明するために、善と悪という言葉を使うものの、当然二極の世界でものを考えているのではないので、二極の世界観から考えると、逆のようにも思える言い方になったのだと思われます。

癌のために恐怖や不安で苦しんでいる癌患者は、親鸞流にいえば、癌でない人よりも真我に気づきやすいということだと考えてみたらいいのではないでしょうか。

ちょっと強引すぎる我流の考えでは、ありますが自分としてはけっこう気に入っています。

そこのところを五木寛之がどのように表現してくれるのか、大変楽しみです。

前置きが長くなりましたが、前回の続きの始まり 始まり…


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 人間の身体を維持しているシステムとして「ホメオスターシス(恒常性維持)の三角形というのがある。
              ①脳神経系
                血流
                
          ②内分泌系      ③免疫系

①②③は、血流が健全であるということを大前提としてお互いにフィードバックしあっている。

人間の心理についても同様の三角形が考えられる。

              ①知性・思考
                人格
              パーソナリティ
         ②気分・感情      ③固定観念・信念

③免疫系とは、自己か非自己か峻別して非自己を攻撃する。−固定観念なくして自己と非自己を峻別できない。

私たちの肉体そのものが、思考や感情の立体映像(ホログラム)のようなものだとわかってきた。

イライラ感がある時は、イライラ感の神経物質が全身を駆け巡る。

穏やかな時は、穏やかな神経物質が全身を駆け巡る。

心身相関(心が身体に影響を与える)とはよく言うが、そうではなく想像している以上に感情や気分が身体を作っている。

心が身体を作っている。

光(色)の世界でも同様の三角形が考えられる。
               ①青


          ②黄        ③赤


私たちの医学は、身体・心理・色それぞれの分野で垂直(縦軸)学的には、専門分野としてかなり進んでいる。

しかし横軸的(つながり)としてはあまり研究されていない。

ざっくりと横切って全体性をみわたすことは必要。

ざっくりと全体を見渡すのはセンス。

アレックス・エスカルムの「人間この未知なるもの」という書物の中に、「もしここに象がいて象について人々に説明する時、ある人は足を、ある人は爪を、ある人は鼻をそれぞれ細かく調べて描いたが、ある人は全体像をざっくり描いた」ということが書いてある。

ゆとりとは、全体をざっくり見切ること。

癌の治療法を例にあげると、

縦軸的な研究による治療法として三大療法がある。

全体像をざっくり遠目で見切って、必要な分野の研究をするという新しい可能性(希望)がある。

量子物理学と生物学・医学が横の結びつきの研究をされ始めている。

光の分野では、

細胞から光が出ている。−バイオフォトン・生体光子

細胞同士が情報をやりとりしている。(細胞間コミュニケーション)

光を変換する物質―発がん性   光を吸収する物質―安全

380ナノメーター −光修復する。(ダメージを与えた光をごく微弱与えると修復する)

癌の人は380ナノメーターという波長を出すことができない。

380ナノメーターの波長を作りだす物質(を例えばヤドリ木)を与えると癌が治っていく例がある。

しかし、このような治療法ができるようになるには時間がかかる。

光こそ神秘なるもの。

光の動向に関しては、ニュートン物理学では説明できない。

量子物理学によって研究される。

ニュートン物理学―世界と私(主観)とは何ら関係ない。

量子物理学―研究者の主観の意識が関わらないかぎり光は説明できないー世界と私の主観意識は相互に関連しつながっている。

毎瞬毎瞬変化し続けているのは光。

光を操作しているのは意識。

私たちがフォーカスし意識し続けるものが、現象化し創造される。

意識(主観)こそが創造主。

癌を治したければ癌に意識を向けない。

創造したいことに意識を向ける。

常日頃から、私はすべてを創造し続けている意識そのものだと気づいておく。

意識(青空)そのものにくつろぐ(ゆとりをもつ)習慣をもって生きる訓練をする。

世界と私は相互に創造し続けている。

物質と思っていたものが確固たるリアリティではないということに気づいていく。

意識し続けているものがシンプルに目の前に現れる。

国や政治や人をジャッジし続けていると、それが現実化する。

意識は全体なので、他人とか自分とか国とか区別なく現実化するので注意が必要。

癌に関しての注意事項

癌が増えているのは、癌に関する情報が有り余っているから。

癌の研究者ほど癌にかかりやすい。

しかし恐れることはない。

奇跡的治癒があるということは、身体が物質(実在)でない証拠。

意識がすべてを創造する。

意識そのものこそ実在。

今や宇宙そのものがホログラム映像である。

私たちは意識そのもの。

純粋な意識に年令はない。

私は肉体であり心だと思っているのでビビる。

意識が意識であることにくつろぎ憩う。―ビビりゼロ革命

私には無理だというあらゆる想念が邪魔をしている。

私の主観意識の集合体が世界である。

ジムキャリーは「ソーマッチファン すべてが僕なんだよ」と言う。

生命を食べる=光を食べる=秩序を食べる

秩序を食べて無秩序を吐き出す。

意識が対象に向かう時に光が生まれる。

意識は見るという対象を持たない時は光もなければ闇もない。

闇もなければ光もない=真の光

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 それでは皆様 Have a nice day