はじめに言葉ありき
「はじめに言葉ありき」とは聖書の文章だが、言葉が生まれたからストーリーが生まれた。
聖書に書かれた内容は全て言葉を使ったストーリー(作り話)である。
ストーリーとは二元の世界についての表現である。
真の私は言葉以前の世界である。
思考の少し前の世界である。
「私(自分)」という点を打つ前の世界である。
「思考の少し前」とか「私という点を打つ前」を想像してみると…
ただただ笑えてくる。
言葉がないから全てに名前がついていないので、全てのものの区別がない。
区別がなくて混沌としている。
区別がないとは分離がないということ。
全てが一つであるということ。
一つだから善悪・優劣・上下・幸不幸等の比較はない。
比較がないので、苦悩がない。
真の愛とはこういうことであろう。
愛とは何もないということであろう。
真の私(全体性)は、愛そのものなのであろう。