穏やかで満ち足りた静寂(幸せ)に気づくには…?ーラマナ・マハルシの言葉その9

思考の仕事は今ここにある世界とは違う世界を創ることである。



そのために私たちはいつも今ここにしかない真我から気持ちが離れてしまう。



今ここにいるのに、



真我と共にいるのに、



真我と思考は同時にあるのに、



今ここにない世界ばかりを見て、



夢の中をさまよってばかりいる。



私たちが現実だと思っている世界は、今ここにある世界ではなくどこにもない世界なので、私たちはこれは違う…これは違うと次から次へと求めて満足を得られず苦しむことになる。



夢の中では永遠に満足を得ることはできないので、満足を得て幸せになるためには夢から覚めて今ここに気づく必要がある。



今ここの真理はそれしかなく、思考で作った夢から覚めることで穏やかで満ち足りた静寂(幸せ)に気づくことができる。



今日ご紹介するラマナ・マハルシの言葉は、


ー真我を実現するために必要なことのすべては、静かであること。



それ以上簡単なことがあるだろうか。−


「静寂の瞬間 ラマナ・マハルシとともに」より