全体性(調和)を重んじる日本人の思想

 今朝の神戸は青空が広がっています。

 では、昨日の続きを始めます。

 昨日は確か、「病気の対策として、私という閉ざされた個人を手放して いく」というところまででしたね。

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個人を手放すためには、どうすればいいのか?

個とは、雲意識なので、個を手放して青空意識(全体性・調和)を感じていくようにする。

西洋の思想では、自我(個)なるものを結晶化していくことが重んじられた。
HOW toが得意。

それに対して日本では、過去において伝統的に全体性(調和)を重んじることが得意であった。(聖徳太子の「和をもって尊しとする」という言葉)



(例えば古文では、一文の中に三人の言動が書かれていても、すべて主語がなかったりすることは当たり前です。このことは、何かを言ったりしたりした人は、私でもあなたでも誰でも同じだということであり、人間も自然もすべて繋がっていて一体であるということを意味するのだと思います。)



このような優れた思想を持ちながら、現代の日本は西洋思想が主流となり、日本人は西洋に対して劣等感を抱いている(植え付けられた)。

しかし、これからは全体とともにあることのほうが大事な時代になる。

環境問題、エネルギー問題はまさに全体性が大事な問題である。

これからは、日本人という資質が生かせる時代になる。

全体性(調和)について考えるために、ある面白い実験が紹介されました。

以前アメリカで、人間の身体の極微細な電流を感知できる金属プレートを開発し、有名な指揮者(例えばカラヤン等)数名に、それぞれ中指(手)をプレートに載せて、ベートーベン、モーツアルト等の曲の演奏を指揮しているイメージをしてもらったところ、指揮者が変わっても、それぞれの作曲家特有の波形が出てくることがわかった。

曲が変わっても、作曲家の波形のパターンは同じであった。

つまり、一人一人の人間にはその人特有の波形がある。

いったいこの波形は誰が作っているのか?

それは、その人以外のあらゆる全ての他のものが作った波形である。

このような視点でものを見始めると、癌に限らずあらゆるものが個人的でなくなる。

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 つまり、今伊東ドクターのお話をブログに書いている私の波形を作った のは、私の周りに存在するものたち、例えば伊東ドクターもその一人で あるし、癌患者会ASUKAのメンバーもそうであるし、家族や職場の 同僚もそうなのです。
 分離しているように見えているすべてが、実は繋がっているということ なのではないでしょうか。

 そのようなことがわかれば、全体性(調和)ということにチャレンジし ないわけにはいかない、ということで、伊東ドクターのご指導の下、癌 患者会ASUKAのメンバー二十数名が毎月グループヒーリングに取り 組んでいるわけなのです。

 誰それという人が一人でするヒーリングよりも、ヒーラーでもなんでも ない癌患者二十数名の調和したエネルギーの方がずっと高く、効果もあ ると伊東ドクターはおっしゃっています。

 ということで、私も毎晩9時からの遠隔ヒーリングの練習に励むことに いたします。