再びリラックスについてー和サンガより

 今日は、3月6日に行われた癌患者会ASUKA主催の「和サンガ」(グループヒーリング)での、お話を報告させていただきます。

 現代人にとって、リラックスということがどれほど大事であるかという内容でした。

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一日のうちで、リラックスするためだけの時間をとるということはなかなか難しい。

そういう意味でも自発的に毎晩9時の「和サンガ」に参加してくれて、それが広がっていってくれるのは、嬉しい。

人間の頭は物事を難しく考えるのが大好きなので、シンプルに事が終わってしまうとこんなので大丈夫なのかと思うのだが、実際はシンプルなものである。

命あるもの達の最も基本的なリズム(脈動)を思い描いてみると。

私達人間だと60兆もの細胞があるリズムで脈動している。

最初の生命の基本は単細胞生物で、あらゆる細胞は拡張と収縮を繰り返している。−これが基本形。

シンプルに考えていくと、心でも身体でも、大元のリズムの動きが何かの障害で拡張と収縮がうまくいかずゆがんでいくのが病気。

60兆もの細胞だと考えると複雑になってしまうが、シンプルにもともとの単一細胞に帰って、自分が拡張と収縮を繰り返すアメーバのようなものだと思った時に、どんな病気でさえ拡張と収縮がうまくいかず心地よくない感じ(痛み)が病気だと感じられる。

何の障害もなく収縮と拡大を繰り返せば、心地よく生きられる。

どこかが硬くなって不具合がでてくる感じが病気につながっている。

赤ちゃんの時はぷにょぷにょで柔らかい。−何の障害もなくどこも柔らかい。

大きくなるにつれて硬くなっていく。

私達は、それが当たり前だと思っているが、もし、理想系として育てば、柔軟な筋肉を保持したまま育つことも可能なはず。

しかし、両親に育てしつけられ、社会で生きていくために泣くことを抑えられたり、人前で騒ぐと叱られたりして、感情を抑えることを覚える。

感情の表現を押さえるための臓器は筋肉なので、感情を抑えるたび筋肉をぎゅっと硬くひきしめることを覚えていく。

横隔膜は、ストレスを感じるところなので、ストレスを感じるたびに硬くなっていく。

筋肉を使って、拡大と収縮の心地よいリズムを制限し硬くしていき、その人固有の硬さのパターンを作っていく。

人それぞれに硬くする部分が違い、それぞれのパターンがある。

筋肉を硬くする際、最終的に硬くなるのは筋肉を治めている筋膜(鶏肉等の白っぽいすじや膜の部分)。

筋膜は赤ちゃんや幼児期の生きている時は、ゲル状で柔らかいが、年をとればとるほど繊維化し、すじ化し、硬くなっていく。

全身の筋膜にその人の固くなるパターンが固定化していく。

拡張と収縮がうまくできない身体になっていく。

私達は成長していく過程で、緊張することばかりしているので、ただただリラックスすることをしていけばしていくほど、命あるかぎり心地よい収縮と拡張が再生していく。

一番言いたいことは、心身がリラックスするということがいかに大事なことであるかということ。

リラックスする(緩む)ことによって、心地よい拡張と収縮のリズムが回復し病気に影響を与えて病気が回復していく。

リラックスすること、緩むことは、命の基本にかかわる大事なことである。

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 以前「テーマはリラックス」で、リラックスすることが、真の人生を生きていくためにとても大事であるということを、私が見たトラウマの夢「死体を発見する夢」の解釈を通して書きましたが、同様のことを伊東ドクターが、医学的に分かりやすく説明してくださったので、リラックスがいかに大切なことか、再確認できさらに深いところで理解できました。

 リラックス=真実の生き方

 ほっといても緊張するのですから、大いにリラックスを心がけましょう。

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さて広島での青空禅フォーラムのお知らせです。

3/27(土)青空禅のみで、14:30〜16:30です。
会場:Weプラザ 4F 第一研修室 (広島市中区大手町5-6-9)
http://www.weplaza.city.hiroshima.jp/institution/index.html
参加費:4,000円

4月は17日(土)
この日は、青空禅が、10:00〜12:00(参加費:4,000円)
接心会が、13:30〜16:30(参加費:15,000円)

場所は、広瀬集会所(広島市中区広瀬北町6-1 広瀬北町公園内)です。
※参加費:午前午後と参加される方は、通しで18,000円

申し込みは  鈴光美恵子 携帯:080-4266-0648