これでいいのだ!!

今しかない。


これしかない。


他にはない。


だからどんなことが起ころうが、全て完璧である。


何が起ころうが、全てよし。


転んで骨折しようが、宝くじで2億円当たろうが、全てOKである。


日々是好日。


吾唯足るを知る。


何が起ころうが「これでいいのだ」。


この言葉の生みの親である漫画家赤塚不二夫さんは、信頼して経理を任せていた人に2億円を使い込まれたが、何も言わずにそれを許した。


「これでいいのだ」と言ったかどうかわからないけれど、「これでいいのだ」と思っていなければ、2億円もの横領を許すことはできない。


その時は他のことは起こらずに2億円横領ということがただ起こったのであろう。


それしか起こりえなかったのであろう。


今目の前にはそれしかなかったので、ああだとうだと考えずに、そのままそれを受け入れて許したのであろう。


横領を受け入れて許すことによって、横領された苦しみはなくなり苦しみから解放されたにちがいない。


かくして、横領した者も横領された者も同時に救われる。


愛とはこういうことなのだろう。


「これしかない」「これでいいのだ」と思うことができれば、横領した者と横領された者の分離がなくなり一つになる。


江戸時代の禅宗の僧である良寛さんは、「病む時は病むがよろしく候、死ぬ時は死ぬがよろしく候。これ、災難を逃れる妙法にて候」と言っている。


自然の流れに任せて今起こっていることを全て受け入れてそれと一つになって生きるのが、災いを逃れるいい方法だ言っている。


今以外はないのだから、それしかない今こそ私そのものなのだから、どんな今でも全てよし。


今しかないから全て完璧なのだ。


これでいいのだ!!