不確実さ不安定さを信じる。

非二元・真の私・悟り・青空意識等を探求している人のお手本はその道の先駆者になるので、どうしても先駆者の話を聞いたり本を読んだりして、その人と自分を比較することになる。



しかし本質的には自分も他人もいないので、先駆者の話や本は参考にこそなるけれど、比較する必要はない。



本質は非二元なので、比較の対象はない。



目の前に先駆者がいるならば、それこそが「私」に他ならない。



この道は決して疑ってはならない。



これがそうだと確信するだけでよい。



また思考は確実なことが好きなので、不確実で不安定な感覚に対しては「NO」と言うだろうけれど、



全体性(真の私)が見ているのは夢であり幻なので、不確実でしかない。



不安定そのものである。



さらにただあるだけの真の私は、あるとは言え、何もないので、これまたつかみどころがない。



それは、思考が求める確実さとは逆に不確実なのだ。



腹をくくって、思考が求めているものとは逆の不確実さ不安定さを信じることができれば、そこに安住できるようになる。



やがてこれこそが真の私だという確信に至る。