私たちの真の故郷
昨日「聖なる呼吸:ヨガのルーツに出会う旅」という映画を観ました。
現代ヨガの源流T.クリシュナマチャリアの教えを辿るドキュメンタリー映画なのですが、その映画の中で印象的だったのは、
「ヨガは単に身体を動かすことを主とするのではなく、呼吸と身体の動きを調和させることを主とする。」という言葉と、
クリシュナマチャリアの息子が語った、「呼吸と身体の動きを調和させてヨガを行っている時、ほんの一瞬訪れる何もない静寂こそヨガの神髄(?)」という言葉。
ヨガによって探求されているのは自己の本質(真我)。
身体の動きという動と呼吸という静、相反するものが調和する時生まれる何もない静寂は全ての命の本質(真我)なのでしょうね。
対立するもの同士の調和は聖徳太子の言葉「和をもって尊しとす」に通じると思います。
物にフォーカスすると対立が生まれ空間にフォーカスすると調和が生まれる。
調和こそ愛そのもの。
感情・思考・想念に身を任せると対立に陥りがちだが、空間にフォーカスするとそれらが起こる少し前の本当の今に戻ることができる。
そこは全ての源であり全てが調和した愛の場。
そこでは何も起きておらず静寂しかない。
そここそ私たちの真の故郷。