今とは…?

「空間には何も起こっていない」で本当の今とは現れ(思考)の少し前であり、そこでは何も起こっていないという伊東Dr.の言葉を紹介しましたので、自分なりに「今」について考えてみました。



本当の今は時間空間もないところなので数字で表すことはできないのだが、敢えて言えば現れ(思考)の0.1秒前とイメージするとわかりやすいとのことでした。



私たちが「今」と思っているのは、今見ているものだったり今起こっていることだったり今考えていることだったりするのだが、それは現れなので本当の今の少し後(0.1秒後)の出来事であって、全て後の祭りということなのです。



ほとんどの人はその現れの後の祭りのところでジタバタしたり悩んだりするのですが、もう起こってしまっているのでそこでは何も解決できないというわけなのです。



けれど、どんな深刻な問題でも現れの0.1秒前の本当の今に戻ることができれば、そこでは何も起こっていないので気楽になれるのです。



もう起こって現れてしまっているのに、戻れるはずがないって…?



いえいえそんなことはありません。



現れの世界は時空があるけれど、本当の今は時空のないところなので腹を括ってその気になりさえすれば、いつでも戻れるんです。



本当の今こそ、般若心経でいう「空」であり、「真我(真の私)」であり、「全体性」であり、「神」であり、「大いなる者」であり「それ」であり、「青空意識」であり…とにかくいっぱいネーミングがあるけれど、何も起こっておらず何もなくただあるところ(と言っても場所じゃない)なのではないでしょうか?