永遠の平和や安心そして至福を感じる唯一の道とは…?

私たちはあまりにも「現れ」に依存し過ぎています。



「現れ」は刻一刻と変化し続けているのに、無常であるのに、私たちはその無常の現れに永遠の平和や安心そして至福を求めているのです。



無常に永遠は存在しません。



誰でもわかる理屈であるにもかかわらず、「現れ」に永遠の真実を求めようとする思いがやまないのは、「現れ」があまりにも鮮やかに感じられるためつい「現れ」に心を奪われ過ぎて、「現れ」が幻であることなど想像すらできないほど「現れ」に惑わされ騙されているからです。



「現れ」に依存していることを人生と呼んでいるのです。



変化していく不安定なものに依存しているのだから、人生は苦労が多く多難なのです。



現在「現れ」がどんなに穏やかで幸せであったとしても、それは長くは続きません。



「現れ」にフォーカスし依存している限り永遠の安心や至福に出会うことはありません。



「ある」(真我・全体性)に出会うために大事なことは、勇気をもってあたかもあるように感じられる「現れ」に依存する生き方に背を向けて何もない無の世界に飛び込んでいくことです。



今後一切現れに価値を置く生き方をしないと腹を括って、何もない「ある」にフォーカスしていくのです。



「現れ」にはてがかりが感じられるように思われるのですが、「ある」には一切のてがかりはありません。



ありとあらゆる物に溢れている魅力的な「現れ」の世界に別れを告げて、手がかりも何もない暗黒の「ある」に向かうことなのです。



それこそが、永遠の平和や安心そして至福を感じる唯一の道なのです。



だから、もしあなたがただより良い人生を歩みたいだけなら、この道はあなたにふさわしいものではないのかもしれません。