井上哲玄老師のお話を聞きました。

今日京都禅カフェ(http://kyotozen.exblog.jp/27667230/)が開催されたので、井上哲玄老師(井上義衍老師のご長男で大悟された方)のお話を聞きに行ってきました。



哲玄老師は、思考の前の「ただある」状態について、



「眼に見えているもの、耳に聞こえているものがあるだけで、この者(自分と思い込んでいる存在)とは一体であって分離はしていない。



ただ公の存在であるこの者を私的な存在としての私だと思い込むと、その私が対象を見ているとか聞いているというように私という主体と対象を分離して考えてしまう。



考え方でものごとを取り扱うと分離が起こってしまう。



考え方(思考)の前の世界は、私と対象の二つに分かれておらず一つしかない。



ポン(扇で机をたたく音)、この音しかない。



この音が耳に聞こえているだけ。



それだけがただある。



すでに実践している(自然にそのことが起こっている)ということに気付けばいいだけ。」とおっしゃっていた。



次回の京都禅カフェは8月20日(日)京都梅小路公園「緑の館」1階イベント室で行われるそうなので、興味のある方は上記のWEBページで確認してくださいね。