サット・チット・アーナンダ
このブログを読んでくださった方はきっと、タイトルの「サット・チット・アーナンダ」って何?と思ったことでしょう。
実はこれ3月の接心会で伊東Drのお話の中に出てきた言葉なんです。
その時のお話を簡単にまとめますと、
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人間は全員青空意識(純粋意識・真我・無限・永遠・神)をどこかで忘れないで覚えていて、それを欲望(枝葉)で達成しようとする。
真に望んでいることはみんな同じで、根源にある「完全に覚醒した意識」にたどりつきたいと思っている。
インドの聖典には、人間全員に存在する純粋(無限・永遠)意識(青空意識)にはサット・チット・アーナンダという三つの属性があると書いてある。
サット=絶対的存在感(理由のいらない安心感・ただある)― 認められたい・承認されたい・必要とされたい等の欲望(枝葉)として出てくる。
チット=完全能力感・万能感(なんにもしていないけれど同時にすべてやっている感じ)― パワ―・権力欲・名誉欲・コントロール等の欲望として出てくる。
アーナンダ=絶対的至福感・充足感(幸せ・喜び)― 愛し愛されたい等の欲望として出てくる。
人によって、これら三つのどれかに偏る傾向がある。
このサット・チット・アーナンダの感覚を思い出したいという欲望が、あらゆる枝葉の欲望・願望に化けるのだから、このサット・チット・アーナンダ(青空意識)を満たす方向に向かうと枝葉はどうでもよくなる。
人間の欲望は、ないから求めているのではなく、あるから求めているという確認作業なのである。
そのため何か欲望が出てきた時、その根源は何かと考えてそれに思い至るとすっきりするだけでなく、相手の欲望の根源がわかれば相手をも許せる。
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とまあこんな内容でした。
伊東Drに教わった雲減らしを日々実践していた私は、毎日安定した楽しい日々を送っていたのですが、それが少し惰性に陥りつつあったある時、見事マインドの罠にはまってしまい、ある人が私に対して言った何気ない一言にこだわり、その人に対して「ああしてやろう、こうしてやろう」としょっちゅう考えるようになってしまったのです。
頭ではこの思考は雲だとわかってはいるので、一時的にはその思いや感情は消えるのですが、しばらくするとまた同じことを考えている自分がいるのです。
いつもやっている雲減らしでは、堂々巡りでうまくいかないということを思い知らされた私は、この話を思い出し、私の欲望の根源を見つめることにしました。
その結果、私にあるのは「認められたい・承認されたい」という欲望なのだということがわかりました。
そうか私は「完全存在感」を求めているのかということがわかったとたん、「こうしてやろう・ああしてやろう」という思いが、まさに雲散霧消してしまったのです。
まさにそれは実体のない雲のようにはかないものでした。
雲が消えた後は何もない無です。
ちなみにこの「完全存在感」というのは、私の本質は宇宙より大きく不滅であるという感覚なのだそうです。
5月の接心会(16日)でこの体験を伊東Drお話したところ、
このやり方だと一瞬にして雲が消え、苦がなくなるので、辛い修行などする必要はないです。
そのコツは自分の欲望や願望をねじまげずに正直になることですと言ってくださいました。
言葉ではうまく言えないのですが、以前より青空意識が深まったような深い安堵感とわくわく感が私を満たしています。
伊東Drならびに主催のグループくりあのお二人、さらに接心会参加者全員に感謝です。
あ り が と う !!